貯筋を詳しく知りたい方はこちらからどうぞ
- 貯筋ならぬ貯筋が大事っていうけど、どうして?
- 貯筋をすることでどんなメリットがあるか分からない
- 具体的にどのようなことをすればいいか分からない
実は貯筋をしているかどうかは
老後にかなり違いが出ます
なぜなら、貯筋をして健康を維持することは
やりたいことをするためであるのは
もちろんですが金銭的節約にもなるからです
私は、理学療法士という国家資格を取得しており
毎月100件以上の高齢者のお宅に訪問して
リハビリをし人生の手助けをしています
そこで貯筋ができている人とそうでない人の
生活の違いをよくみています
この記事では貯筋の重要性と無理なく貯筋をする方法を
お伝えします
- 貯筋の重要性を知ることができる
- 目的が明確になり継続した貯筋活動ができる
- 将来楽しい老後を送ることができる
結論は無理なく定期的な運動をすれば
健康でやりたいことがやれる
楽しい老後を送ることができます
貯筋はなぜ重要と言われるのか
![](https://rihasyokunorougo.com/wp-content/uploads/2022/04/exercise-ge5b03b505_640-1.jpg)
![](https://rihasyokunorougo.com/wp-content/uploads/2022/04/save-up-g3cd558404_640-2.jpg)
貯筋をしない辛い老後になる?
貯筋をするのとしないのでは
老後の何に差が出るのかですが
それは
- やりたいことができる体であるか
- やりたいことができる金銭的余裕があるか
ということです
将来やりたいことをするための貯筋
突然ですが、サルコペニアという言葉を
聞いたことがありますか?
筋肉量が減少している状態のことです
サルコペニアについての詳しい内容は
こちらをみてください
サルコペニアになると立っているときや
歩くときにふらつきやすくなり
転倒による骨折など
外傷のリスクが高まるだけでなく
様々な障害をきたすと言われています
転ぶ可能性が高くなると外出するのが不安になり
外出することを控えるようになります
そうするとさらに筋肉量が減少し
転倒のリスクや2次的な障害を発症しやすくなる
という悪循環に陥ります
![貯筋の効果](https://rihasyokunorougo.com/wp-content/uploads/2022/04/B79B07AB-E913-4E28-99C7-C266DD66AD8A-1024x568.jpeg)
将来の医療費や介護費を節約する貯筋
少し前に老後2000万円問題が
話題になったのを覚えていますか?
2000万円問題と貯筋は関係しています
健康的な人と寝たきりの人が生活するのに
かかる費用が同じではないことは
容易に想像がつくと思います
介護を要する人が介護サービスにいくらかかるか
想像がつきますか?
この図をみてください
![介護費用](https://rihasyokunorougo.com/wp-content/uploads/2022/04/111F0FBE-654A-40A4-AAF8-AF27E7B4CC20.jpeg)
生活保険文化センターが2021年に行った調査で
過去3年間に介護経験がある人にどのくらい費用が
かかったかのかを聞いたものです
住宅改修や介護用ベッドなど
一時的な費用は平均で74万円
月々の費用が平均で8.3万円となっています
さらに介護期間は平均で61.1ヶ月(5年1ヶ月)に
なりました
約5割は4年を超えて介護をしています
毎月8.3万円のい介護費を5年1ヶ月かかると
トータルで506.3万円となり
一時的な費用もプラスすると580.3万円になります
これはあくまで介護費用であり通院などの
医療費やお薬代はかかっていません
また、自宅で介護が難しくなった場合の入院費も
含まれていません
貯筋活動をすることでこの費用が
ゼロにはなりません
しかし、時期を遅らせることやかかる費用を
抑えることは可能です
この費用の1/3でも趣味や旅行などやりたいことに
使えたら素晴らしいですよね!
もしかしたらあなたも貯筋ゼロ?
![](https://rihasyokunorougo.com/wp-content/uploads/2022/04/sadness-gfe7918b83_640.jpg)
私が実際によく出会う貯筋ゼロケースと
貯筋をしっかりしているケースを紹介します
ご自身の生活と照らし合わせながら
読んでみてください
仕事をやりきり定年退職でも貯筋ゼロ?
- 80歳代男性
- 真面目で仕事一筋、定年まで働いていた
- 趣味はなく運動は付き合いでたまにゴルフをしていた程度
- 付き合いで週2−3回は飲み会にも行っており、自宅での晩酌もする
- 土日は疲れを取るために家でゆっくりしていることが多い
という人を多くみかけます
この人は貯筋がゼロです
筋肉がないわけではなく
今後老化していくにあたって
筋量の余裕がないということです
70歳を過ぎたあたりから
- 体力の低下
- 高血圧
- 糖尿病
症状が出現し毎月の通院と
お薬を処方されています
その後は、趣味もないので外出せず
さらに体力が落ち外出が億劫になり
しなくなるという悪循環に陥りました
毎週訪問していますがこんなことをお話されます
頑張って仕事したのに通院費や介護費でお金がなくなってきた
もっと元気なうちに旅行に行っていればよかった
活動的ですぐリハビリ卒業!
次は一時的に介護が必要となりましたが
すぐリハビリを卒業して通院のみとなった方を
紹介します
- 80歳代女性
- 内臓疾患を患い入院、手術を行い退院
- 週1回バトミントンを10年以上続けていた
- 75歳を過ぎたあたりからバトミントンからウォーキングに切り替える
このような方です
ウォーキングは30分程度を週2ー3回
実施しているようです
- 訪問リハビリは3ヶ月で終了
- 家事は全部自分でできる
- ウォーキングも週2ー3回実施できるようになる
- 通院は3ヶ月に1回程度で1人でバスに乗っていける
- 娘家族と年に1−2回は温泉旅行に行っている
といった状態となりました
今はリハビリを卒業したので
現在はどのようなご様子かは分かりませんが
元気に過ごされているのではないかと思います
このように同じ年齢でも
全く異なった生活を送っています
老後はどちらの人になりたいですか?
もちろんなるなら後者ですよね!
では今後生活でどのようなことを
していけばいいのでしょうか?
貯筋をして安心して老後を迎える方法
![](https://rihasyokunorougo.com/wp-content/uploads/2022/04/old-age-g9ef1b1622_640.jpg)
貯筋はできる限りはやいうちから
始めるようにしましょう
つまり今がこれからの人生で1番若い日です
明日からではなく今日から始めましょう
明日やろうは馬鹿野郎です
そして習慣化しましょう
そうすることで
老化速度を遅くすることができます
![老化速度](https://rihasyokunorougo.com/wp-content/uploads/2022/04/45A2D09B-AA14-479E-8C45-CF0173833426-1024x444.jpeg)
ここでは時間がある人やそうでない人
運動が苦手な人でできることを紹介していきます
ご自身にあったものを試していきましょう
時間がある人向けの貯筋方法
学生の頃やっていた部活の運動をやってみる
運動をゼロから始めるのは大変ですし
何から始めていいか分からない方も
多いかと思います
経験しているものであれば
知識や技術も少しはあるので
始めやすいかと思います
学生の頃を振り返ったりもする機会が
あると思いますので楽しく取り組めると
思います
友人がやっている運動を一緒にやってみる
1人で運動を継続するのは大変ですし
選ぶのが大変かと思います
そんな方には友人と同じ運動を
一緒にやることをオススメします
色々教えてもらえますし
お話をしながら楽しくできます
遊びに行く感覚に近いです
時間がない人向けの貯筋方法
ながら運動を実践する
ながら運動とはいつも生活でしている行動と
一緒に運動をすることです
これは家事で忙しい主婦の方は
実践しやすいかと思います
例えば
- 食器洗いしている間はつま先立ちをする
- 掃除機をかけるときはランジをする
※ランジはどちらかの足を一歩前に出してスクワットする運動です
これは全く時間を作る必要はありません
意識すればできることですし
そこまで負荷としては強くないので
継続しやすいと思います
ダイエットやエクササイズ用品で
踵がないスリッパなんかもありますが
長期的に使用すれば効果はあると思います
ですが
歩く時に不安定になるので使用するときは
転倒に注意をしてください
通勤の一部を徒歩か自転車に変更する
これは
ながら運動より少し時間が必要となるのと
生活が非効率的になります
例えば
- 電車通勤の場合は1駅分歩く
- 通勤が3−5km程度であれば車ではなく自転車を使用する
といたような方法です
これを毎週月曜日から金曜日までの
5日間行うとかなりの貯筋になります
注意点
![](https://rihasyokunorougo.com/wp-content/uploads/2022/04/sign-gf7bed471f_640.jpg)
全くやらないのではなく
少しでもやるようにしましょう
もちろん毎日真面目に同じことを
継続できれば素晴らしいと思います
ですがそれができないから
悩んでいる人が多いのだと思っています
であればサボる日をあらかじめ
設定しておいてください
ご自身で自分の性格を考慮して
月1回or2回などサボると思って
始めましょう
そうすることでサボってしまった時の
モチベーション低下を防げます
まとめ
以上が貯筋の重要性と実施方法です
今まで老後のお金の心配をして
節約を頑張っていたと思います
そういった方は上記の運動を実施して
未来の節約にも
目を向けてもらえればと思います
最後に未来も大事ですが
今も大事です
今この瞬間も大事にしてください!
そして幸せに過ごしてください
この内容が少しでもあなたの助けになれれば嬉しいです
最後まで見ていただきありがとうございました!!