貯筋を詳しく知りたい方はこちらからどうぞ
- 貯筋ならぬ貯筋が大事っていうけど、どうして?
- 貯筋をすることでどんなメリットがあるか分からない
- 具体的にどのようなことをすればいいか分からない
実は貯筋をしているかどうかは
老後にかなり違いが出ます
なぜなら、貯筋をして健康を維持することは
やりたいことをするためであるのは
もちろんですが金銭的節約にもなるからです
私は、理学療法士という国家資格を取得しており
毎月100件以上の高齢者のお宅に訪問して
リハビリをし人生の手助けをしています
そこで貯筋ができている人とそうでない人の
生活の違いをよくみています
この記事では貯筋の重要性と無理なく貯筋をする方法を
お伝えします
- 貯筋の重要性を知ることができる
- 目的が明確になり継続した貯筋活動ができる
- 将来楽しい老後を送ることができる
結論は無理なく定期的な運動をすれば
健康でやりたいことがやれる
楽しい老後を送ることができます
貯筋はなぜ重要と言われるのか
貯筋をしない辛い老後になる?
貯筋をするのとしないのでは
老後の何に差が出るのかですが
それは
- やりたいことができる体であるか
- やりたいことができる金銭的余裕があるか
ということです
将来やりたいことをするための貯筋
突然ですが、サルコペニアという言葉を
聞いたことがありますか?
筋肉量が減少している状態のことです
サルコペニアについての詳しい内容は
こちらをみてください
サルコペニアになると立っているときや
歩くときにふらつきやすくなり
転倒による骨折など
外傷のリスクが高まるだけでなく
様々な障害をきたすと言われています
転ぶ可能性が高くなると外出するのが不安になり
外出することを控えるようになります
そうするとさらに筋肉量が減少し
転倒のリスクや2次的な障害を発症しやすくなる
という悪循環に陥ります
将来の医療費や介護費を節約する貯筋
少し前に老後2000万円問題が
話題になったのを覚えていますか?
2000万円問題と貯筋は関係しています
健康的な人と寝たきりの人が生活するのに
かかる費用が同じではないことは
容易に想像がつくと思います
介護を要する人が介護サービスにいくらかかるか
想像がつきますか?
この図をみてください
生活保険文化センターが2021年に行った調査で
過去3年間に介護経験がある人にどのくらい費用が
かかったかのかを聞いたものです
住宅改修や介護用ベッドなど
一時的な費用は平均で74万円
月々の費用が平均で8.3万円となっています
さらに介護期間は平均で61.1ヶ月(5年1ヶ月)に
なりました
約5割は4年を超えて介護をしています
毎月8.3万円のい介護費を5年1ヶ月かかると
トータルで506.3万円となり
一時的な費用もプラスすると580.3万円になります
これはあくまで介護費用であり通院などの
医療費やお薬代はかかっていません
また、自宅で介護が難しくなった場合の入院費も
含まれていません
貯筋活動をすることでこの費用が
ゼロにはなりません
しかし、時期を遅らせることやかかる費用を
抑えることは可能です
この費用の1/3でも趣味や旅行などやりたいことに
使えたら素晴らしいですよね!
もしかしたらあなたも貯筋ゼロ?
私が実際によく出会う貯筋ゼロケースと
貯筋をしっかりしているケースを紹介します
ご自身の生活と照らし合わせながら
読んでみてください
仕事をやりきり定年退職でも貯筋ゼロ?
- 80歳代男性
- 真面目で仕事一筋、定年まで働いていた
- 趣味はなく運動は付き合いでたまにゴルフをしていた程度
- 付き合いで週2−3回は飲み会にも行っており、自宅での晩酌もする
- 土日は疲れを取るために家でゆっくりしていることが多い
という人を多くみかけます
この人は貯筋がゼロです
筋肉がないわけではなく
今後老化していくにあたって
筋量の余裕がないということです
70歳を過ぎたあたりから
- 体力の低下
- 高血圧
- 糖尿病
症状が出現し毎月の通院と
お薬を処方されています
その後は、趣味もないので外出せず
さらに体力が落ち外出が億劫になり
しなくなるという悪循環に陥りました
毎週訪問していますがこんなことをお話されます
頑張って仕事したのに通院費や介護費でお金がなくなってきた
もっと元気なうちに旅行に行っていればよかった
活動的ですぐリハビリ卒業!
次は一時的に介護が必要となりましたが
すぐリハビリを卒業して通院のみとなった方を
紹介します
- 80歳代女性
- 内臓疾患を患い入院、手術を行い退院
- 週1回バトミントンを10年以上続けていた
- 75歳を過ぎたあたりからバトミントンからウォーキングに切り替える
このような方です
ウォーキングは30分程度を週2ー3回
実施しているようです
- 訪問リハビリは3ヶ月で終了
- 家事は全部自分でできる
- ウォーキングも週2ー3回実施できるようになる
- 通院は3ヶ月に1回程度で1人でバスに乗っていける
- 娘家族と年に1−2回は温泉旅行に行っている
といった状態となりました
今はリハビリを卒業したので
現在はどのようなご様子かは分かりませんが
元気に過ごされているのではないかと思います
このように同じ年齢でも
全く異なった生活を送っています
老後はどちらの人になりたいですか?
もちろんなるなら後者ですよね!
では今後生活でどのようなことを
していけばいいのでしょうか?
貯筋をして安心して老後を迎える方法
貯筋はできる限りはやいうちから
始めるようにしましょう
つまり今がこれからの人生で1番若い日です
明日からではなく今日から始めましょう
明日やろうは馬鹿野郎です
そして習慣化しましょう
そうすることで
老化速度を遅くすることができます
ここでは時間がある人やそうでない人
運動が苦手な人でできることを紹介していきます
ご自身にあったものを試していきましょう
時間がある人向けの貯筋方法
学生の頃やっていた部活の運動をやってみる
運動をゼロから始めるのは大変ですし
何から始めていいか分からない方も
多いかと思います
経験しているものであれば
知識や技術も少しはあるので
始めやすいかと思います
学生の頃を振り返ったりもする機会が
あると思いますので楽しく取り組めると
思います
友人がやっている運動を一緒にやってみる
1人で運動を継続するのは大変ですし
選ぶのが大変かと思います
そんな方には友人と同じ運動を
一緒にやることをオススメします
色々教えてもらえますし
お話をしながら楽しくできます
遊びに行く感覚に近いです
時間がない人向けの貯筋方法
ながら運動を実践する
ながら運動とはいつも生活でしている行動と
一緒に運動をすることです
これは家事で忙しい主婦の方は
実践しやすいかと思います
例えば
- 食器洗いしている間はつま先立ちをする
- 掃除機をかけるときはランジをする
※ランジはどちらかの足を一歩前に出してスクワットする運動です
これは全く時間を作る必要はありません
意識すればできることですし
そこまで負荷としては強くないので
継続しやすいと思います
ダイエットやエクササイズ用品で
踵がないスリッパなんかもありますが
長期的に使用すれば効果はあると思います
ですが
歩く時に不安定になるので使用するときは
転倒に注意をしてください
通勤の一部を徒歩か自転車に変更する
これは
ながら運動より少し時間が必要となるのと
生活が非効率的になります
例えば
- 電車通勤の場合は1駅分歩く
- 通勤が3−5km程度であれば車ではなく自転車を使用する
といたような方法です
これを毎週月曜日から金曜日までの
5日間行うとかなりの貯筋になります
注意点
全くやらないのではなく
少しでもやるようにしましょう
もちろん毎日真面目に同じことを
継続できれば素晴らしいと思います
ですがそれができないから
悩んでいる人が多いのだと思っています
であればサボる日をあらかじめ
設定しておいてください
ご自身で自分の性格を考慮して
月1回or2回などサボると思って
始めましょう
そうすることでサボってしまった時の
モチベーション低下を防げます
まとめ
以上が貯筋の重要性と実施方法です
今まで老後のお金の心配をして
節約を頑張っていたと思います
そういった方は上記の運動を実施して
未来の節約にも
目を向けてもらえればと思います
最後に未来も大事ですが
今も大事です
今この瞬間も大事にしてください!
そして幸せに過ごしてください
この内容が少しでもあなたの助けになれれば嬉しいです
最後まで見ていただきありがとうございました!!