家事

洗濯があなたの腰痛の原因!洗濯が腰にあたえる負担とその対策を解説|前編

洗濯が腰痛の原因になるということ
洗濯について
お悩み解決ポイント
  • 洗濯をすると腰が痛い(ツライ)
  • 洗濯物を運ぶと腰に痛みがある
  • もっと楽な洗濯の方法が知りたい

こんにちはー
末っ子二郎です

腰痛のある人は全国に約3000万人もいると言われていますが、その原因は洗濯かもしれないというのが今回のお話です

洗濯は結構腰に負担がかかる動きで、腰痛がある人を苦しめています

こんな経験はありませんか?
  • 洗面台で前かがみになって汚れ物をこすり洗いした後に体を起こすと腰がツライ
  • 洗濯したものをカゴに入れて運ぶと腰に痛みや疲れが出る

どちらも腰に過度な負担がかかっているサインで、無視をしていると『ぎっくり腰』や『腰椎椎間板ヘルニア』といった病気になってしまう可能性があります

また、腰の負担になっているのは洗濯でも、そこで蓄積された負担がゴミ出しや仕事などの他の動きがきっかけで腰痛を発症することもあるのです

でもそのときあなたはきっとこう思うでしょう

重いゴミ袋を持ったから腰を痛めた〜

このように自分の意識していないところに原因があることは家事においてよくあります

ここでは、訪問リハビリで毎月100件以上のお宅に訪問して、家事などの日常生活の動きを指導している私が、洗濯においてどのような動きが腰に負担がかかるのか、その負担を減らすためにどうすればいいのかを解説していきます

家事全般的なことを知りたい場合はこちらをどうぞ!

【新常識】家事でも腰痛になる!

他の家事についても解説していますので参考にしてみてください

キッチン作業が腰痛の原因!
床拭きが腰痛の原因!
掃除機をかけるのが腰痛の原因!
トイレ掃除が腰痛の原因!

洗濯の工程と腰痛の原因になる動きとは?

洗濯の工程と腰痛の原因

『洗濯』とひとことで言っても実は色々な動きに分かれています

  1. 汚れがひどいものを手洗いする
  2. 洗濯カゴから汚れ物を取り出すして洗濯機に入れる
  3. 洗い終わった洗濯物を洗濯機から取り出す
  4. 干し場まで洗濯物を運ぶ
  5. 洗濯物を干す
  6. 洗濯物を取り込む
  7. 畳む
  8. 畳んだ洗濯物をしまう

個人差がある細かい作業を抜いてもこれだけの動きがあります

ちなみに大小ありますが、この全ての動きに腰に負担がかかる動きがあります

今回は①ー③までを解説していきます

ご自身の洗濯の動きをイメージしながら一緒に確認をしていきましょう

④ー⑧を知りたい場合はこちらからどうぞ

手洗いが腰痛の原因かも

手洗いが腰痛の原因

子どもがいる人は普通に洗濯機で洗っただけでは落ちない汚れものが、毎日かなりの量あると思います

私も2人の子どもがいて、毎日手洗いしているのでよく分かります

特に汚れているのが、そで、ズボンのすそ、お尻、膝あたりですね

雨の翌日なんかですと地面が泥状になっているとこともあり、汚れがひどいので手洗いがかなりの重労働になります

この手洗いの動きがあなたの腰痛の原因になっているかもしれません

では手洗いのどのような動きが痛みを引き起こしているのでしょうか?

手洗いで前かがみになるのが腰痛の原因!、、かも

洗濯物の手洗いが腰痛の原因

多くの人は洗面台で前かがみになって洗うか、風呂場でしゃがんで洗っていると思います

両方の姿勢はただ立っている姿勢より1.5〜2倍も腰に負担がかかっています

しかも、瞬間的な負担ではなく、その姿勢をキープして洗濯物を手洗いするので持続的に腰に負担がかかるのです

洗い終わって姿勢を起こそうとした時に、腰に痛みorツラさがある人は要注意です

痛みがある人は早急に対策をとった方がいいでしょう

手洗い時の解決策

洗濯物の手洗いと腰痛対策

一つ目は、『膝や股関節を軽く曲げる』です

洗濯物を手洗いをしているときに、両足が棒立ちで腰だけを曲げている人を多くみかけます

そのやり方では、腰に大きな負担がかかるので痛みを引き起こしやすいです

膝と股関節を軽く曲げてクッション性を持たせることで、腰の負担を軽くすることができます

2つ目は、『下半身を洗面台に密着させる』です

下半身全部を密着させる必要はなく、軽く膝を曲げて、その膝をキッチン台につけるだけでも効果はあります

少し体重を預けるような姿勢になるので、立っている疲労感を軽くしてくれるという効果もあります

3つ目は、『道具を使って作業時間を減らす』です

どうしても手洗いを避けられないこともありますよね

かといって洗面台をその時だけ高くするなんてことも難しいです

であれば、少しでも作業時間が短くなるよう便利なグッズを活用しましょう

それは洗濯ブラシです

ブラシを使うことで繊維の間に入り込んでいる汚れをかき出すことができるので、少ない力でより短時間で手洗いができます

どんなブラシがいいんだろう?
どれが使いやすいかわからない

という方にオススメの商品を参考までに紹介します

ドイツ製の洗濯ブラシですが、とてもおしゃれですよね

持つところも掴みやすくて、手に馴染みます

ブラシもほどよく柔らかくて衣服を傷つけずに汚れを取ることができます

手洗いはどうしても大変で疲れがでることもあると思います

こちらの記事でそんな「洗濯物の手洗いによる疲労を解消するストレッチ」を紹介しています

併せて読んでみてください

ストレッチが洗濯物の手洗いによる腰痛からあなたを守ります!

洗濯物を洗濯機に入れることが腰痛の原因かも

洗濯機に入れるのが腰痛の原因

洗濯機に洗濯物を入れることはそんなに疲れることではありませんし、大変だと思う方は少ないかもしれません

しかし、『疲れること』や『辛いこと』がそのまま腰の負担になるとは限りません

短時間もしくは瞬間的な動きでも姿勢や状況によっては確実に腰に負担をかけ、疲労を蓄積しているのです

では、洗濯機に洗濯物を入れることのどのような動きに腰に負担がかかるものがあるのでしょうか?

具体的に解説していきます

洗濯カゴから洗濯物を取り出すのが腰痛の原因!、、かも

洗濯カゴから取るのが腰痛の原因

あなたの家の汚れ物を入れる洗濯カゴはどこにありますか?

多くの家では洗濯機の近くにあるでしょう

では、置いてある高さはどうでしょうか

  1. 立ったまま中の物が取れる
  2. かがまないと中の物が取れない
  3. カゴを一度持ち上げて、近くに寄せないと中の物が取れない

環境によって違いがあり、多様性のある空間だなぁと個人的には思っています

気をつけてもらいたいのは、②と③の方法をとっている人です

②の場合、かがんで中の物を取るときに腰に負担がかかります

かがんで物を持つ動きは立っている姿勢の2.2倍も腰に負担がかかるのです。

もし何回も繰り返しおこなっているのであれば、かなり負担をかけることになります

③の場合、重いものを持ち上げるということが腰の負担を大きくします

しかも体の近くにあるものではなく、少し離れているところのものを持ち上げて近くに寄せるというのはかなり負担になります

洗濯物に限らず、持ち上げる物が体から遠ければ遠いほど腰の負担は大きくなるので注意しましょう

取り出すときの対応策

取り出すときの対応策

まず一つ目は、『かがむときは膝と股関節を曲げよう』です

洗濯物の手洗いをするときと同じで、膝を伸ばしたまま腰を曲げると負担が腰に集中してしまいます

負担を分散させるために、膝と股関節を曲げてスクワットをするような姿勢で洗濯物をカゴから取るようにしましょう

二つ目は、『洗濯カゴの高さを高くしましょう』です

環境によってはそこにしか置けないということがあるかと思います

場所を変えられないのであれば高さを変えることは工夫次第で可能です

例えば、洗濯カゴの下に台を置いてカゴを高くすることで、かがむ角度を少なくし、腰の負担を軽くします

しかし、台を買うことに抵抗がある方もいると思います

そんな方は洗濯カゴ自体を買い替えてみるのはどうでしょうか?

実は洗濯カゴに折りたたみ式の脚がついている商品があります

高さを上げるのに便利ですし、持ち運ぶ時など高さが必要がない状況の時はたたむことができるので邪魔になりません

リンクを貼っておきますので興味があればみてみてください

洗濯機から洗濯物を取り出すことが腰痛の原因かも

洗濯機から洗濯物を取り出すのが腰痛の原因

あなたの洗濯機は縦型ドラムですか?それとも横型ドラムですか?

我が家は縦型ドラムで、排水ホースの関係で少し下の空間を開けるために洗濯機の下に台を置いています

では、どちらが腰に負担がかかるタイプなのでしょうか?

正解は、どちらも負担になります

ですが、どちらかといえば横型の方が腰の負担は少ないです

その理由も含めて解説していきます

縦型ドラムが腰痛の原因!、、かも

縦型ドラムが腰痛の原因

縦型ドラムも横型ドラムも共通して、前にかがんで物を取り出すという動きをします

その動きが腰に大きな負担となるのです

では横型の方が腰の負担が少なくなるのはなぜでしょうか?

それは、しゃがんで膝をつけば腰を曲げずに洗濯物を取り出すことができるからです

縦型ドラムはどうやっても、覗き込むように前かがみにならないと洗濯物を取れません

そのため、横型ドラムの洗濯機より縦型ドラムの洗濯機の方が腰の負担が大きくなるというわけです

では縦型ドラムを使用している人は、諦めていつなるか分からない腰痛に怯えて暮らすしかないのでしょうか?

安心してください!
腰の負担を軽くする方法があります

その方法を解説していきます

縦型ドラムへの対応策

縦型ドラムへの対応策

まず一つ目は、『両手で一度に取り出さないようにしましょう』です

一度に持つ量が多いと当然重さも増えるので、腰への負担も大きくなります

ですので、片手で何回かに分けて取り出すようにしましょう

そして、せっかくもう片方の手が空いているので洗濯機にその手をついて支えにすることでさらに腰の負担を軽くすることができます

二つ目は、『洗濯機に 寄りかかりましょう』です

そもそも私たちの体は立っているだけで大きくはないものの腰に負担がかかっています

そこに、洗濯物を前かがみになって取り出すという動きが加わることで、腰の負担が増え、腰痛を引き起こしてしまうのです

であれば、洗濯機に寄りかかって立っている負担を軽くしてあげれば、洗濯物を取り出してもそこまで負担にならずにできますよねということです

どちらも今すぐ実践できる対応策ですね!

まとめ

まとめ
  • 洗濯は前かがみになる動きが多い
  • 膝と股関節を軽く曲げて腰の負担を減らそう
  • 洗濯ブラシを活用して作業時間を減らそう

いかがでしたか?

洗濯の動きは前かがみになる動きが多いことがよく分かったと思います

そして、どれか一つが腰痛の原因であることは少ないです

すべての動きで少しずつ腰の負担が蓄積して、腰痛を引き起こされることがよくあります

ですので、どれか一つの動きだけに注目して対策するのではなく、全体的に負担を軽くする対策をとっていくのが良いでしょう

腰の痛みは今の生活だけでなく将来の生活も大きく変えてしまいます

あとあと後悔しないようにしたいですよね

今日がこれからの人生で1番若い日です

これから先の人生を楽しく自分らしく過ごすために、対策をとっていきましょう

最後まで読んでいただきありがとうございました
少しでもあなたの生活の一助になれば幸いです

後編はこちらからどうぞ