- 床の拭き掃除をした後は腰がツライ
- 床の掃除をしたいけど腰が痛くてできない
- 楽にできる方法が知りたい
こんにちは〜
末っ子二郎です!
腰痛のある人は全国に約3000万人もいると言われていますが、その原因は『床の拭き掃除』かもしれないというのが今回のお話です
床の拭き掃除が疲れる仕事なのは知っていると思いますが、実は腰にかなり負担がかかっているのを知っていますか?
- 拭き掃除をして体を起こすと腰がツライ
- 拭き掃除をしていると腰が重く感じてくる
どちらも腰に過度な負担がかかっているサインで、無視をしていると『ぎっくり腰』や『腰椎椎間板ヘルニア』といった病気になってしまう可能性があります
また、腰の負担になっているのが床の拭き掃除でも、そこで蓄積された負担がゴミ出しや仕事など他の動きがきっかけで腰痛を発症することもあるのです
そうなったときあなたはいろいろな動きの中から拭き掃除が原因であることを突き止めることができますか?
おそらく
重いゴミ袋を持ったから腰を痛めた〜
といったように、痛みが出たときの動きに原因があると考えてしまうでしょう
しかし、自分の意識していないことが腰痛の原因になっていることは多いです
さらに、家事で無意識に腰に負担が蓄積されているケースもかなり多いです
ここでは、訪問リハビリで毎月100件以上のお宅に訪問して、家事などの日常生活の動きを指導している私が、床の拭き掃除においてどのような動きが腰に負担がかかるのか、その負担を減らすにはどうすればいいのかを解説していきます
家事全般的なことを知りたい場合はこちらがオススメです
他の家事についても解説していますので腰痛のある方は参考にしてみてください
洗濯が腰痛の原因!
トイレ掃除が腰痛の原因!
キッチン作業が腰痛の原因!
掃除機をかける動きが腰痛の原因!
床の拭き掃除で本当に腰痛になるのか?
あなたはどのような姿勢で床を拭いていますか?
小学生の頃の雑巾掛けように駆け抜けるようにスピーディな方法でしている人はいないですよね
ほとんどの人は
- 四つ這いの姿勢
- 中腰姿勢
どちらかの姿勢で床の拭き掃除をしています
ではこの姿勢が腰に負担がかかる姿勢なのでしょうか?
それぞれ解説していきます
四つ這い姿勢は腰痛の原因になる?
四つ這い姿勢といえは何をイメージしますか?
- 赤ちゃんのハイハイ
- 体幹トレーニングの姿勢
などが最初にイメージできるかと思います
ハイハイをする赤ちゃんに腰痛がある子はいませんし、四つ這いで体幹トレーニングをして腰が痛くなることは運動不足や悪い姿勢でない限りほとんどありません
ということは、四つ這い姿勢は腰にはあまり悪い影響はないということです
むしろ体幹の筋力トレーニングになるので、筋力が弱くなっていることで腰痛になっている人にとっては、とった方がいい姿勢と言えますね
四つ這いで床の拭き掃除をする場合は以下の点に注意をしておこないましょう
- 背筋を曲げた姿勢を取らない
- すでに腰痛がある場合は四つ這いで痛みが強くなるようならしない
- 運動不足な場合は負担が大きいのでしない
中腰姿勢は腰痛の原因になる?
中腰姿勢は床の拭き掃除だけでなく、いろいろなことをする上でよくとる姿勢ですよね
そんなよくとる姿勢である中腰姿勢は腰に負担がかかり、腰痛の原因になるのでしょうか?
中腰はかなり腰に負担がかかり、腰痛の原因になります!
この表をみてください
これは立っているときの腰の負担を100%としたとき、各姿勢の腰の負担を表したものです
中腰は「立位前屈」から「座位+前屈」に近い姿勢と言えますので、立っている姿勢より1.5〜1.9倍も腰に負担がかかっています
その姿勢を保ちながら床の拭き掃除をするとなるとかなり腰の負担が大きいことがイメージできるかと思います
中腰姿勢で床拭きなどの作業をした後に
あー疲れた!
と背を伸ばしながら言った経験がありますよね
それは腰に負担がかかっているサインです
中腰姿勢を過度にとって腰に負担をかけすぎると『ぎっくり腰』や『腰椎椎間板ヘルニア』といった病気になってしまう可能性があるので注意しましょう
また、痛みはなくても普段の姿勢が無意識にだんだんと猫背になってくるので、中腰になった後は必ず背筋を伸ばして、正しい姿勢を意識することが重要です
床の拭き掃除で腰の負担を軽くする方法
中腰姿勢が腰に負担がかかる動きであることや腰に不安のある人は四つ這い姿勢も注意した方がいいことは分かってもらえたかと思います
ではどのようにして床拭きをすればいいのでしょうか?
具体的な対応策を『動き』と『環境(物)』に分けてお伝えしていきます
【動き】正しい四つ這い姿勢を意識して腰痛予防
正しい四つ這い姿勢を覚えて、床の拭き掃除をすることで腰痛を予防することができます
正しい四つ這い姿勢を保ちながら床の拭き掃除をすることは、体幹の筋力トレーニングになるのです
体幹の筋力は腰の骨や椎間板と言われるクッションにかかる負担を軽減する働きがあります
ぜひ覚えて実践していきましょう
ここで、正しい四つ這い姿勢のポイントを3つお伝えします
四つ這い姿勢をとるときに意識してください
- 手は肩の下にくるようにつく
- 膝が股関節の下にくるようにつく
- 腰は反ったり丸めたりしない
この姿勢を保ちながら床拭きをするのは少し大変だと思いますが、トレーニングも兼ねていると思えば頑張れると思います
四つ這い姿勢を保つことは体幹のトレーニングだけでなく、お尻や太もものトレーニングにもなるので、お尻や太もものお肉が気になる人にもオススメの姿勢になります
また、日々トレーニングをして筋肉を蓄えておくことを「貯金」ならぬ「貯筋」というのを知っていますか?
貯筋は老後の生活を大きく変える活動になります
そして、実は「節約」にもなるのです
貯筋と節約について知りたい場合はこちらを確認してみてください
かなり衝撃的な額の節約になります
四つ這いの話に戻りますが
運動不足なら、まずは『ダイニングだけ』とか『廊下だけ』など小さく区切ってやってみてみましょう
小さく範囲から始めて、腰にツラさや痛みが出ないか確認しながら徐々に一度に拭く面積を広くしていくことをオススメします
【環境】便利グッズを活用して腰痛予防
中腰姿勢や四つ這い姿勢で腰にツラさや痛みがある場合、かがむ姿勢を減らすことを意識しましょう
とはいえ、掃除機だけではほこり以外の細かい汚れが取れなくて気になると思います
そういった時は便利グッズを活用して拭き掃除をしてみてはどうでしょうか?
2つ紹介していきます
まず一つ目のグッズは、『クイックルワイパー』です
かがむことなく立ったまま拭き掃除ができるグッズです
かがまなくて済むだけでなく、少ない力で拭き掃除ができるので雑巾掛けをするより疲れが溜まりづらいのも嬉しいですね
ウエットタイプやドライタイプのシートがあり、「ぬれ拭き」と「から拭き」どちらも可能でかなり便利です
毎回新しいシートを使うので雑巾より清潔な床をキープしやすいのもメリットの一つですね
二つ目は、『ロボット掃除機』です
ロボット掃除機を活用して拭き掃除を自分でしないというのもありだと思います
ロボットに拭き掃除をしてもらってる間に自分は他のことができるので時間の有効活用ができるのもメリットです
ブラーバはマッピング機能もついているので自分のスマホから床拭きをしてほしいエリアを指定することができます
掃除機と違って静かなので、寝ている間に床の拭き掃除をしておいてもらうと、朝起きたときにはキレイな床になっています
朝に床がキレイだなんていい1日のスタートになりますね
まとめ
- 中腰姿勢は腰の負担になるので避ける
- 四つ這いはトレーニングにもなる
- 便利グッズを活用しての腰痛予防も効果的
現代では、床の拭き掃除をしていない人が結構いるのが事実です
その中で床拭きを定期的にしているあなたは素晴らしいと思います
その素晴らしい行動の中に少し自分への思いやりを持ってみてもいいと思います
この内容はすぐに実践しやすいものですので、試して損はありません
この内容が少しでもあなたの生活の一助になれば幸いです
最後まで読んでいただきありがとうございました