- トイレ掃除をすると腰が痛いorツライ
- トイレ掃除の後は腰が重だるくなる
- 今より楽にトイレ掃除ができる方法が知りたい
- トイレ掃除をしても腰が痛くない&ツラくない
- 今までより楽にトイレ掃除ができるので、その後も他のことをする余裕ができる
こんにちは〜
末っ子二郎です
腰痛のある人は全国に3000万人もいると言われていますが、その原因はトイレ掃除かもしれません
実際にトイレ掃除をしていて、腰が痛くなったりツラくなったりした経験はありませんか?
トイレ掃除のように深くしゃがんだり中腰姿勢になることは結構腰に負担がかかっていますし、全身の疲労も蓄積しやすいです
今までぎっくり腰になったことないし
トイレ掃除をすると腰がツラいけど、こうやって腰を伸ばせば大丈夫よ!
なんて思っていませんか?
この考えはとても危険です!
トイレ掃除をしたときの疲労や腰の負担はトイレ掃除をするときだけに影響するわけではありません
トイレ掃除をした後にも家事などをしますよね
実は、そこでも腰の負担がかかる動きがあるので、その蓄積によって『ぎっくり腰』や『腰椎椎間板ヘルニア』といった病気になってしまうこともあるのです
ここでは、訪問リハビリで毎月100件以上のお宅に訪問して、家事などの日常生活の動きを指導している私が、トイレ掃除の動きでどのような動きが腰に負担がかかるのか、その負担を減らすにはどうすればいいのかを解説していきます
家事全般のことを知りたい場合はこちらをどうぞ
他の家事についてもまとめていますよ
キッチン作業があなたの腰痛の原因!
洗濯があなたの腰痛の原因!
掃除機をかけるのが腰痛の原因!
トイレ掃除と腰痛の関連性
トイレ掃除は1週間に何回やりますか?
毎日という人はトイレ掃除を仕事にしている人以外ほとんどいないと思います
週1−2回という人が多いでしょう
戸建てや広めのマンションではトイレが2つあったりするので、1回の掃除の疲労感が結構あります
ですので、少しでも楽にできるならしたいですよね
トイレ掃除は主に2つの掃除に分かれています
- 便器の掃除
- 床や壁の拭き掃除
棚がある人や装飾をしているなど個別性のあるものは今回除いて考えていきます
この2つの掃除のどのような動きが、腰に負担をかけているのでしょうか?
解説していきます
トイレ掃除でしゃがむ動きで腰痛発生に注意!
便器も床も壁も体に対して低いところの掃除になります
高いところの壁以外は、中腰orしゃがむ人がほとんどだと思います
実は、その中腰やしゃがんだ姿勢をキープすることが腰に負担をかけているのです
その理由を説明します
この表を見てください
これは立っている姿勢の腰の負担を100%としたとき、各姿勢でどれだけ腰に負担がかかっているかを表したものです
中腰は「立位前屈」にあたるので、立っている姿勢より1.5倍
しゃがんでいる姿勢は「座位+前屈」にあたるので1.8倍
姿勢を変えるだけでこれだけ腰の負担が増えるんです
さらに、その姿勢で物を持ったり力を入れて作業をすることでもっと腹圧がかかり、腰の負担を大きくしてしまう場合もあるのです
トイレ掃除を終わった後に立ち上がると腰にツラさを感じたり、筋肉が硬くなっている感覚を感じたことって結構ありますよね?
それは過度に腰に負担がかかっているサインです
無視して作業を続けたり、他の家事で腰に負担をかけたりすると『ぎっくり腰』や『腰椎椎間板ヘルニア』という病気を発症してしまうことがあります
サインを感じたら無理に動かず、少し休憩をしましょう
トイレ掃除で腰を痛めない方法
「しゃがむ」という動きが腰の負担を大きくして、腰痛になりやすくなるということはここまでの話で分かってもらえたと思います
でも、しゃがまないと掃除ができないので困りますよね
そんなあなたに「腰の負担を軽くできて、掃除も楽になる方法」をお伝えします
しゃがむ動きの解決策
掃除においての基本は「高いところから低いところへ」ですが、腰の負担を最優先する場合では無視しましょう
基本を守ってカラダを壊しては元も子もありません
ではどんな手順や方法がいいのでしょうか?
- トイレの入り口から奥に向かって床を掃除する
- 膝をついて便器を掃除する
- 膝をついて壁を掃除する
このような手順で掃除をしていきましょう
下から上に向かうような基本とは真逆の手順ですが、この方が腰の負担を軽くすることができます
それぞれの方法を解説していきます
①トイレの入り口から奥に向かって床を掃除する
床掃除を1番最初にする理由ですが、『膝をついて掃除をするため』です
トイレ掃除において、腰に負担をかけることは中腰姿勢やしゃがんだ姿勢だということはお伝えしたと思います
中腰姿勢やしゃがんだ姿勢をせずに低いところを掃除するには、四つ這い姿勢か膝立ち姿勢をとることをオススメします
四つ這い姿勢は、正しい姿勢であれば体幹の筋肉を鍛えるトレーニングとしても取り入れられているぐらいいい姿勢です
膝立ちであれば過度に腰を曲げずに低いところの掃除ができて、腰に大きな負担がかかりません
床拭きの場合は、「四つ這い姿勢」をとりながら入り口から奥に向かっておこなうことで、腰の負担を軽減しながら膝やついている手が過度に汚れることを防ぐことができます
また、その後の便器掃除や壁の低いところの拭き掃除も膝をついておこなうことができます
床拭きについて詳しく知りたい場合はこちらをどうぞ
もし「絶対膝をつきたくない」と思っている場合や何かの理由で膝をつけないという人はクイックルワイパーを使うことをオススメします
使用する場合はドライシートではなく、ウエットシートを使った方が汚れが落ちやすいです
ドライタイプは仕上げに使う程度にしましょう
床の拭き掃除ほど細かいところまでしっかり汚れを取れないかもしれませんが、クイックルワイパーであれば大きく腰を曲げる必要がないので腰も楽ですし、全身の疲労感も軽減できると思います
②膝をついて便器を掃除する
便器を掃除するときは中腰姿勢やしゃがんだ姿勢でおこなっていますよね
それを膝をついて膝立ち姿勢に変更しましょう
そうすることで丸まった腰から正しいまっすぐな腰になり、負担が軽減します
もし膝をつくことができないのであれば、壁か便器に片方の手をつきましょう
そうすることで手でカラダを支えることができるため、腰にかかる負担を軽減することができます
ですが膝立ちより腰の負担は大きいので、膝立ちをすることをオススメします
③膝をついて壁を掃除する
壁は低いところから徐々に上に向かって拭いていくのがいいでしょう
姿勢は、四つ這い→膝立ち→立つ
というように徐々に腰の高さを高くしていくように変化させていきましょう
このように変化させることで、過度に前かがみになる姿勢や中腰姿勢をとることを避けられ、腰の負担をかなり軽減することができます
まとめ
- 腰のために中腰姿勢やしゃがむ姿勢を避ける
- 腰に優しいトイレ掃除の順番は床→便座→壁
- クイックルワイパーの活用もあり
- 掃除するもの高さによって姿勢を変化させる
いかがでしたか?
この方法は今すぐにでも実践できる方法ですよね
今までの慣れた方法を変えるのは何だか面倒だと思ってしまうと思いますが、これれからも長く付き合っていく大事なカラダなので、少し優しくしてあげてもいいと思います
面倒という気持ちを優先して、痛みを引き起こすのはきっと後悔することでしょう
せっかく解決する方法を発見したのですから、試してみましょう!
この記事があなたの生活の一助になれば幸いです
最後まで読んでいただきありがとうございました!