- 高齢者の親がパチンコをしていて依存症にならないか不安
- 自分が老後には「高齢者のパチンコ依存症」になってしまいそうで不安
- 老後にパチンコをすることが本当に悪いのか分からない
- パチンコ依存症にならないための方法が分かる
- 老後に適度にパチンコで遊ぶことができる
- パチンコのいいところと悪いところが分かる
こんにちは~
末っ子二郎です!
老後は仕事や育児から解放され、自由な時間がたくさんありますよね。
そんな自由な時間が多い老後にパチンコをして過ごすという高齢者は少なくありません。
パチンコ屋の中に入ると必ずといっていいほど、高齢者が何人も楽しそうにパチンコを打っています。
しかし、ネット上やメディアでは、老後の高齢者がパチンコをすることを悪くいっているのを良く見かけます。
老後にパチンコをすることが本当に悪いことなのでしょうか?
私は理学療法士という国家資格を取得しており、現役で訪問リハビリの仕事をし、毎月100件以上のお宅で生活のアドバイスをしています。さらに訪問先でパチンコ依存症やパチンコ好きな人と多く接し、依存的にならないようサポートしてきた実績があります。
そんな老後の生活に詳しい私が、
- 老後にパチンコをすることが悪いことなのか
- なぜ老後に高齢者がパチンコをするのか
- パチンコに依存しないための対策
といったことを解説していきます。
最後まで読むことで、パチンコ依存症に対し不安にならず、楽しい生活を送ることができるようになりますし、親でパチンコ依存症になりそうな人がいれば、防ぐことができます。
老後のパチンコ依存症ってどんな様子なのか
老後は仕事もしておらず、趣味もなければ時間があまりに余っていますよね。
最初は趣味や時間つぶし程度でやっていたパチンコですが、徐々に行かなきゃ落ち着かなくなってきます。
やがて、行って当たり前、行かなきゃソワソワしたりイライラしてきます。
様子はアルコール依存症やタバコ依存症の人と似ていますね。
その人に「なぜ行くのか」と聞くと、「暇だから」とか「勝ちたいから」、「儲けたいから」という人がほとんどです。
「暇だから」という人に、「時間があるなら運動したり読書したりしたらどうですか?」というと「稼ぎたいからいく」と違う理由を言われ、
「稼ぎたいからいく」という人に「勝てないから行かない方がいい」というと「暇つぶしにいく」と返答があります。
つまり、理由はなんでもよくて、ただパチンコに行きたくてしょうがないということなんです。
そんな感情的な人にいくら丁寧に正論をぶつけたところで聞くはずもありません。
老後の高齢者がパチンコをやる理由
もちろん老後にパチンコをする人すべてがパチンコ依存症というわけではありません。
それは人によってパチンコに行く理由が違うからです。
理由は主に4つあります。
自分や親がパチンコをしている場合、これから説明する理由のどれに当てはまるかを考えてみましょう。
コミュニケーションの場
パチンコは社交の場となることもあります。
隣の席の人と会話をしながら打ったり、休憩スペースでパチンコの会話をしたりする人を多くみかけます。
パチンコ自体が共通の趣味になるので、会話の話題が探さなくてもあり、その日の勝ち負けや今までの様子を話すだけで簡単に盛り上がれます。
その点では、地域のサークル活動などに参加したりして友達を作るより簡単に仲良くなれますね。
習慣や趣味の延長
若い頃からパチンコを趣味として楽しんでいた人は、老後もその趣味を続けることがあります。
長年の習慣や楽しみを持ち続けることは、その人にとって心の安定や喜びを得ることにつながります。
例えば、「若いときから趣味でテニスをしていたからそれを老後にもやる」といった人がいますよね。
それと同じで、趣味がテニスではなくパチンコだったというだけです。
習慣なので、執着はしません。
時間があって行きたければ行きますし、用事があったり行きたくなければいきません。
その点は依存症と大きな違いですね。
暇つぶしや娯楽としての利用
パチンコは時間を潰す手段として利用されることがあります。
老後にパチンコを楽しむことで退屈な時間を埋める人もいます。
パチンコは座ってハンドルを回して球を打ち出していれば、そのうち何かアクションが起きて夢中になることができます。
当たれば普段の退屈な日常では得られないような刺激や興奮が得られるので、簡単に楽しめるというメリットがあります。
経済的な理由
パチンコは一部の人にとっては収入源となることもあります。
老後の年金や貯金だけでは生活が厳しい場合、パチンコで少しの収入を得ることができるかもしれません。
ですが、ほとんどの場合は負けるので、あまり堅実的ではありません。
この理由の人は、過去に1日で10~20万円の稼ぎが出て、とてもいい思いをした経験があったりするケースが多いです。
1日で20万円も稼ぐことができるということは、ひと月の年金支給額を1日で稼ぐことができるということです。
そんないい思いをしてしまったら、また行きたくなってしまうのもわかる気がします。
老後にパチンコをするなら理由を明確に!
ここまでで、老後にパチンコをする理由を解説してきました。
老後にパチンコをする=依存症
というわけではなく、コミュニケーションの場になっていたり、若いときの趣味の延長でパチンコをしている人もいます。
そういった人はあまり依存症にならない傾向にあります。
逆に、暇つぶしや経済的な理由でパチンコをする場合、欲求を刺激するというギャンブルの特徴を理由に行うので、依存症になりやすい傾向にあります。
自分や家族がどのような理由でパチンコをするのか一度考えてみましょう。
家族がパチンコをしている場合は、パチンコをすることを正当化するためにウソをつく可能性もあるので、パチンコをしている様子をこっそり見に行ってどのように楽しんでいるかを確認することをオススメします。
パチンコ以外の趣味をみつけてみよう
もし、パチンコ依存症になりそうだった場合、 「今すぐやめよう」とか「今すぐやめなさい」と家族にいったり、自分に言い聞かせてもあまり効果はありません。
ではどうすればいいのか、、、
それは、「他の趣味をみつけてみる」ということです。
「他の趣味をみつけて夢中になれ!」というわけではありません。
そんなのはまず無理で、夢中になろうと思って夢中になることはできません。
他の趣味をみつける理由は、パチンコ以外の趣味をみつけることで、行動の選択肢ができ、パチンコだけに意識がいくことを防ぐことができます。
ですので、パチンコだけに意識がいきやすい環境や状況にならないように心がけていていきましょう。
どんな趣味を持てばいいか分からないという人もいると思いますので、私が今まで訪問先で提案して、趣味として定着したものを紹介していきます。
老後にオススメの趣味はこちらで詳しく解説しています
>>定年後を楽しく過ごす方法ランキングTOP5!NGも紹介
スポーツ観戦
パチンコと同様にスポーツ観戦では緊張感や興奮を楽しむことができます。
サッカーや野球、バスケットボールなど、自分のお気に入りのスポーツを観戦することで、新たな刺激を得ることができます。
若いころにやっていたスポーツがあれば、そのスポーツ観戦からやってみることをオススメします。
アウトドア
自然の中でアクティブに過ごすことが好きな方には、ハイキング、キャンプ、釣り、サーフィンなどのアウトドア活動がおすすめです。
新鮮な空気を吸いながらリフレッシュできます。
キャンプをやってみたいけど準備などの手間がめんどうだと思う人は、グランピングがいいと思います。
テントを張る必要もないですし、道具や食材はすべて用意してくれたりするところも多いのでオススメです。
ボードゲームやカードゲーム
人との交流をしつつパチンコで得られる勝ち負けのような刺激が欲しい人は、ボードゲームやカードゲームをオススメします。
パチンコと同様に戦略や運をを必要とするものが多いので、きっと楽しむことができます。
トランプやUNO、麻雀などは適度な緊張感と興奮、人との交流が得られやすいです。
読書
外に出かけたり、人との交流に苦手意識がある人は、興味のあるジャンルの本を読むことをオススメします。
知識や情報を増やすことができ、価値観の変化やスキルの向上に役立てることができます。
小説、ビジネス書、自己啓発書、漫画など、自分の好みに合った本を選んで楽しんでみましょう。
間違ってもパチンコの攻略本は読まないようにしましょう。
余計に行きたくなってしまいます。
手芸や工芸
手作りのアイテムを作ることは、創造力を刺激し、充実感を得ることができます。
編み物、刺繍、陶芸、木工など、自分の興味に合った手芸や工芸にじっくり取り組んでみてください。
男性の場合は木工や陶芸、女性の場合は刺繍や編み物を好む人が多く、私が提案した人の中には、陶芸に没頭してパチンコをまったくやらなくなったという人もいます。
まとめ
パチンコ自体が悪いわけではなく、パチンコをやる人の気持ち次第で良し悪しが変わってきます。
もし依存症になりそうであれば、他の趣味をみつけられるようにいろいろ試してみましょう。
私の経験上では、
- スポーツ観戦
- アウトドア ボードゲームやカードゲーム
- 読書
- 手芸や工芸
といったものがオススメで、実際に趣味となった人が何人もいます。
「自分にはパチンコ以外ない」という状況や考えにならなければ、パチンコ依存症を防げる確率はグッと上がります。
まずは自分やパチンコをしている家族の現状を把握するところから始めて、適切な対処をしていきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました!