- 老後のために貯金をしているけど他にすることある？
- 運動をするの目的がよく分からない
- 筋肉をつけるってどんな意味があるの？
こんなことを考えたことがある人
この理由を答えられない人は
読んでみてください
筋肉は私たちが考えている以上に
とても重要な役割を果たしています
ここでは
理学療法士として毎月100件以上の
お宅に訪問しリハビリをしている私が
貯筋とは何かを経験も交えて説明します
そもそも貯筋てなに？
運動をすることで筋肉を鍛えて
貯金のように体に筋肉を貯めておく
ということです
貯金と貯筋は同じ読み方ですが
全く異なる点があります
それは
貯金は使えば無くなりますが
貯筋は使えば増えます
この言葉は貯筋や筋トレに
知識がある人のお決まりのセリフです
一度は言ってみたかったので
言ってみました！笑
高齢者の方にこのセリフを言うと
1/3の確率でスベります
リスク高いのでもうやめます
本題に戻ります
老化ってそんな早く始まるの？
老化はいつ頃始まるかご存知ですか？
タイミングや速度は個人差がありますが
20-30歳頃から始まると言われています
私はもう始まっていると思います
ですが
ここで勘違いして欲しく無いのは
老化は病気ではなく自然なことである
ということです
自分だけでなく人間なら全員老化します
老化は筋肉に限った話ではありません
- 骨密度が減る
- 神経伝達速度（反射）が遅くなる
- 肺活量が減る
- 脳が小さくなる
といった変化がみられます
貯筋は今も未来も幸せにする？
筋肉の主な働き
筋肉は体にとってエンジンのようなもの
と例えられたりします
それは
- 起きることや歩くこと
- 美味しいものを食べること
- 友人や恋人と話をすること
- 息をすること
このようなことにも筋肉が働いています
私たちは何をするのにも
筋肉の活動が必要ということです
貯筋の効果
筋肉は働くことで熱が発生し
ストーブのような働きをします
ということは
冷え性の改善効果も期待できます
女性に冷え性が多いのは
筋肉量が男性に比べ少ないからだ
とも言われています
また、筋肉量が少ない部位は
熱が発生しづらいので
脂肪がつきやすいです
脂肪を蓄えて体が冷えるのを
防ごうとしているのです
他にも
痩せやすい体になります
それは
筋肉量が増えると基礎代謝が上昇します
基礎代謝とは
寝ていても消費するカロリーのことです
基礎代謝が増えると
余分な脂肪を勝手に消費してくれやすく
なります
その結果
スタイルが良く
おしゃれな服が良く似合う体型になり
モテやすくなります
それだけでなく
メタボリックシンドロームなどの
生活習慣病予防になります
骨密度にもいい影響あり？
赤嶺卓哉らの研究で
実は貯筋活動などの運動は
骨密度が増大すると言われています
中年女性が対象の研究となっており
骨密度の減少がみられやすい年齢で
一定数の増加を認めたので参考になる
研究データだと思います
興味がある方は下記のリンクから
研究を読んでみてください
https://www.jstage.jst.go.jp/article/nishiseisai/60/3/60_3_480/_pdf/-char/ja
この研究を分かり易くすると
中年女性を集めて2.5ヶ月間
毎日立ち座りやもも上げ
上体起こしなどの簡単な運動をしたら
骨密度が4％上がって
体脂肪率が5％落ちたよ
ということです
貯筋の効果を実感した例
では実際にお会いした
無意識ではありますが
貯筋をしていた人を紹介します
- 90歳代男性
- 1人暮らし
- 83歳で心不全による入院歴あり
- 趣味は登山と詩吟、読書
といった方です
趣味の登山は30代からしていたようで
75-80歳くらいまでは低い山ですが
家族と登っていたようです
心不全を発症してからは登山はやめ
月1回行っている詩吟会に
電車とバスを乗り継いで通っています
90歳でも電車やバスに乗れるのは
とてもすごいことですね！
それ以外にも晴れた日は
毎日30分以上の散歩をしています
現在でも可能な貯筋活動をされています
この方の1番すごいところは
心不全になっても90歳まで生き
1人暮らしをされているところです
家でゴロゴロする毎日を送っていたら
今のこの方の生活はないと思います
やりたいこと全てができるわけでは
ありませんが
趣味の詩吟会に参加できていることは
とても生きがいになっているようで
そのお話をするお顔は
とても幸せそうです
私もこのような老後を送れたらいいなと
思っています
まとめ
貯筋をすることは単なる運動ではなく
今も未来も幸せにしてくれる
活動ということです
あなたは
どのような老後を迎えたいですか？
そのためには何が必要ですか？
間違いなく言えるのは
何をするのにも
絶対筋肉が必要ということです
やらないよりやった方がいいです
少しでもあなたの人生が
より良いものになるよう
願っています
またその一助になれれば幸いです
最後まで読んでいただき
ありがとうございました
