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【シニア向け】老後に友達がいなくて困らないためにすべきこと6選

この記事ではこんな悩みを解決します
  • 友達を作りたいけどどうすればいいのか
  • どこにいけば友達を作りやすいのか
  • コミュニケーションのコツを知りたい
末っ子二郎

こんな悩みを解決します

老後は人生において締めくくりであり、とても大切な時間です。

そんな大事な時間をあなたは誰とどのように過ごしたいですか?

つい何をするかばかり考えてしまいがちですが、誰と過ごすのかもとても重要です。

老後は元気で若いときとは違い、退職し仕事の仲間と別れ、近場の友達以外は会うことが大変になり疎遠になりやすいです。

そうなると、孤独を感じはじめ今後に不安を抱くようになるでしょう。

そこで、現役で訪問リハビリの仕事をしており、毎月100件以上のお宅に訪問し、自宅にひきこもっていた人たちを地域との交流ができるようにサポートしてきた実績がある私が、どこに行けば気の合う友達ができ、どのようなことに注意してコミュニケーションをとれば良好な関係を築けるかを解説していきます。

この記事を最後まで読むことで、自分と気の合う友達を迷うことなく見つけにいけるようになり、最初のコミュニケーションがスムーズになりはやく仲良くなれるようになりますよ!

それでは本題に入ります!

老後に友達作りで困らない6つの方法

老後に友達を作って楽しく過ごす様子

友達を作るぞ~

と思ってはみたものの、どこに行けば自分と気の合う友達がいるか分からないですよね。

そんなあなたにオススメの活動や場所が6つあります。

  1. 社会活動に参加する
  2. ボランティア活動に参加する
  3. クラブやサークルに参加する
  4. 学びの機会を活用する
  5. インターネットやソーシャルメディアを活用する
  6. 既存の友達や家族とのつながりを深める

それぞれ解説していきますので、この中から自分の好きなものを試してみましょう。

①社会活動に参加する

地域のコミュニティセンターやシニアセンターで開催されるイベントやクラスに参加してみましょう。

趣味や興味を共有する人々との出会いの場となるでしょう。

趣味や興味が合うと会話のネタに困らないですし、自然に仲良くなりやすいです。

②ボランティア活動に参加する

ボランティア活動に参加することで、他の人々と接する機会が広がります。

高齢者支援や地域の団体への参加など、自分のスキルや経験を活かすことができる活動を見つけましょう。

ボランティア活動は気持ちが利他的になったり、参加している人は利他的な性格であることが多いので、お互いに思いやりをもって接することができ、良好な関係を築きやすいです。

③クラブやサークルに参加する

趣味や関心を共有する人々が集まるクラブやサークルに参加することで、新しい友人を作ることができます。

読書クラブやハイキンググループなど、自分の好きな活動や興味のある活動に関連する場所を見つけていってみましょう。

④学びの機会を活用する

老後に新たなスキルや知識を身につけることは、心の活性化や社交的なつながりの機会となります。

大学やコミュニティカレッジで開催される講座やワークショップに参加してみるのも良いでしょう。

友達は同年代だけという決まりはなく、若い世代とかかわることは刺激的で楽しく過ごすことができるでしょう。

⑤インターネットやソーシャルメディア(SNS)を活用する

インターネットやSNSを通じて、老後の友達を見つけることもできます。

オンラインコミュニティやフォーラムに参加したり、趣味や興味に特化したグループに参加してみましょう。

直接会ってコミュニケーションをとることだけが交流ではありませんよね。

ネット上だからこそ気軽に素直に話ができるという人も多いです。

そこで仲良くなってから実際に会ってみるというのも珍しいことではないのでオススメです。

⑥既存の友達や家族とのつながりを深める

今いる友達や家族との関係を大切にすることも重要です。

定期的に連絡を取り合ったり、一緒に時間を過ごす機会を作ることで、より深い関係になれるでしょう。

また、疎遠になった友達と会うこともオススメです。

方法は、最近連絡をとっていなかったり、あっていない友達をリストアップして、週に1人連絡をとってみたり、実際に会ってみましょう。

昔話で盛り上がったり、現状を報告しあうなど話題はたくさんありますよね。そんな話をしているうちに仲良くなるということもよくあります。

老後に友達がいるメリット

老後に友達を作るメリット

ここまで友達を作るのにオススメの活動や場所を6つ紹介してきました。

ですが、「そもそも老後に友達が必要なの?」と疑問に思う人もいるかと思います。

今そんなに友達がいなくても困っていないからいらないんじゃないかとも思うかもしれません。

実は、老後に友達とても重要なんです!

友達は社会的なつながりや支えとなってくれて、孤独感や孤立感を軽減してくれます。

いくつか挙げて解説していきます。

①社会的なつながりと孤立感の軽減

友達がいることで、孤独感や社会的な孤立感を軽減することができます。

友達との関係は、日常のコミュニケーションや支え合いを通じて、心の健康を保つのに役立ちます。

また、相談にのることで友だちの役に立っていることを実感でき、自分の存在意義を確認できます。

②心の支えと助け

友達は、困難なときや心配事を抱えたときに助けとなります。

心の支えとなるだけでなく、アドバイスや実際に助けてくれることもあります。

友達とのつながりは、心の健康を促進することができます。

辛いときは話を聞いてもらうことで、ストレスをため込まずに済むので、うつ病などの精神疾患にかかることを防げます。

③趣味や活動の共有

友達との関係は、共通の趣味や活動を通じて深めることができます。

老後には時間的な余裕が生まれることが多いため、友達と一緒に趣味を楽しんだり、興味のある活動に参加することができます。

生活に絶対に必要なことではありませんが、老後をより充実したものにしたいのであれば、こういった活動をしましょう。

④心地よい社会的な刺激

友達との関係は、知識や経験の共有を通じて、心地よい社会的な刺激をなります。

意見交換や議論を通じて、知識や視野を広げることができるのです。

また、友達との交流は、脳の活性化や認知機能の維持にも効果があり、認知症の予防になります。

⑤安心感と笑いの提供

友達との関係は、安心感や笑顔をもたらしてくれます。

友達との楽しい時間や笑顔になることは、ストレスの軽減につながります。また、信頼できる友達がいることで、安心して生活することができます。

老後に友達をつくるとき注意するバイアス(思い込み)

老後に友達を上手に作れなくて困っている様子

バイアスとは、個人や集団が情報を処理するときに、無意識または意識的に影響を受ける傾向や偏りのことです。

人々は認知的な効率性を追求するため、情報を処理するときにある種の前提や思考の枠組みを持ち込む傾向があります。

これがバイアスとして作用し、情報の解釈や意思決定に影響を及ぼすのです。

コミュニケーションに影響をあたえるバイアスは主に10こあります。

  1. マインドリーディング
  2. カタストロフィー化
  3. オール・オア・ナッシング思考
  4. 感情的な思い込み
  5. ラベリング
  6. メンタルフィルタリング
  7. 過度な一般化
  8. パーソナライゼーション(個人化)
  9. べき思考
  10. ポジティブのマイナス化

上記のようなものがあります。

それぞれ解説していきますが、多くて覚えられないという場合は「これだけは覚えておこう」というバイアスもお伝えしますので、読んでみてください。

また、バイアスにとらわれないためには実際にどんなバイアスがあるのか、自分にはどんなバイアスがある傾向か把握しておくことが重要です。

読みながら自分はどのバイアスを持っているのか確認してみましょう。

①マインドリーディング

「他人が自分のことを否定的に考えている」と思い込むことです。

人間はそもそも相手の気持ちを読むことができません。

私たちが相手の心を読もうとしているときは、だいたいこのマインドリーディングにハマっています。

ですが、これは本能的に備わっているものなんです。

なぜ本能的に「他人が自分のことを否定的に考えている」と思い込むようになっているかというと、少し話しただけで心を許し近づくと、ダマされてしまったり刺されてしまったりする可能性が昔はありました。

だから、最初は少し相手を疑ってかかるぐらいの方が昔は生存に有利だったのです。

そんな相手を疑っている人が生き残ってきたので、そのバイアス(思い込み)が本能的に残ってしまっています。

しかし、今の平和な日本では、ダマされたり刺されたりすることはほとんどないので、そのバイアスが友達を作る時のマイナス要因になっています。

昔は役に立つバイアスで今は不要なバイアスなんです。

もしコミュニケーションをとっていて「嫌われている」と思ってしまったら、このバイアスを思いだしてください。

②カタストロフィー化

「根拠もなしに自分の失敗や悪いところを必要以上に大きく考える」こと。

「自分はこういう悪いところがあるから誰からも好かれないんだ」と考えてしまう人はカタストロフィー化というバイアスにとらわれています。

他人が同じ失敗をしたら「気にしなくて大丈夫ですよ。みんな同じような失敗してますから」と優しい声をかけるのに、自分のことだと「もうだめだ。終わりだー」となってしまう人も同じです。

例えば、「英語の勉強をしたけど身につかなかったし、ダイエットにも失敗して自分は本当にダメな人間でそんなやつと友達になってくれる人はいない」と考えてしまう人いますよね。

ですが、英語を勉強したけど身につかない人もダイエットに失敗した人も世の中にはたくさんいて、そんな人がすべて友達がいないわけではないです。

逆に良いところも極端に小さく考えてしまう傾向にあります。

カタストロフィー化にとらわれている人は、他人が失敗したときに声をかけるように自分にも声をかけてあげるようにしましょう。

③オール・オア・ナッシング

「物事を0か1かで判断する」ということ。

良いか悪いかという極端な判断をしてしまうことはよくありますよね。

「何か悪いことをした人は性格がすべて悪い」と考えてしまったり、「見た目が良くて仕事ができてお金がある人は何も悩みはないだろうな」と考えてしまうことがこのオール・オア・ナッシングという思考によるものです。

人は必ずその人なりの悩みを抱えていて、それは優劣をつけられるものではありません。

いいところだけを見せている可能性も十分にあります。

この考えにとらわれそうになったら「今オール・オア・ナッシングになってたな!」と思いましょう。

④感情的な思い込み

「客観的証拠ではなく、関感情的な反応で正しいと決めつけてしまう」ということ。

例えば、起業しようと思っていて友達や家族に相談したら反対され、「やっぱりダメなんだぁ」と落ち込みあきらめてしまう、といったことがあります。

ここで、友達や家族が反対をしているのは客観的事実に基づくものではなくて、主観的な感情によるものです。

その感情的な反対が正しいと思い込んでしまう。

これが「感情的な思い込み」というバイアスです。

人からアドバイスをもらうときは、そのアドバイスは客観的証拠によるものなのか感情的なものなのかを考え直すようにしましょう。

⑤ラベリング

「自分はダメなやつだ」などうまくいかなかった出来事のあとに自分を否定的に分類(レベリング、レッテル)すること。

自分の話を相手にしたときに、あまり興味を持ってもらえていないようなリアクションだったとします。

その時に「自分はなんてつまらない人間なんだ。本当にダメなにんげんだぁ」と落ち込むのがラベリングです。

話の受け取り方は人それぞれで、その話がつまらないか面白いかは話す相手によって変わります。

それなのに「自分はつまらない人間だ」とラベリングしてしまうのです。

相手と会話していて「今自分にラベリングしたな」と思ったら、その自分に貼ったラベルをはがすようなイメージをするだけでバイアスを回避する効果があります。

人と話をしているときに、はがすような動きはくれぐれもしないようにしましょう。

それこそ怪しい人になってしまい友達ができなくなってしまいます。

⑥メンタルフィルタリング

これは覚えておいてほしいバイアスです。

このバイアスは「否定的な情報に注目してしまって、肯定的な情報を無視してしまう」ということ。

ほとんどの人が人間関係において、ネガティブなメンタルフィルタリングがかかっています。

このバイアスにとらわれている人が会話をすると、相手が好意を持っているような言葉や行動をとっても無視してしまい、ネガティブな反応だけをひろってしまい新しい友達ができなかったり、今いる友達も離れていってしまう可能性があります。

⑦過度な一般化

これは覚えておいてほしいバイアスです。

このバイアスは「一度や二度起こっただけの悪い出来事を、常に起こることだと思い込む思考パターン」のこと。

「いつも」「すべて」「絶対」「確実に」「必ず」といった言葉(強調ワード)をよく使います。

例えば、「自分は毒親に育てられたからもう自分の人生はすべてダメなんだ」と決めつける人いますよね。

これが「過度な一般化」ということです。

一つのことがその後の人生すべてに影響をあたえてしまうということはほとんどありません。

実の親に長い間虐待を受けていたというレベルであれば話は別ですが、、、

もし自分がこの「過度な一般化」というバイアスにとらわれているようだったら、先ほど伝えた強調ワードを口にしたり考えたときに、考え直してみましょう。

⑧パーソナライゼーション(個人化)

これは覚えておいてほしいバイアスです。

パーソナライゼーションとは「物事の責任や原因を、必要以上に自分にあると考える思考パターン」のことです。

例えば、自分が相手に嫌われたときに「自分の何が悪かったんだろ?」と自分に非があると考えてしまうことありますよね。

でもそれはどちらかが一方的に悪いのではなく、単に考えや価値観が合わないだけということが多いです。

それなのに「自分が悪い」と決めつけてしまうんです。

逆のパーソナライゼーションもあり、それは相手に原因を求めるということで責任転嫁といいます。

コミュニケーションで自分を責めそうになったらこのバイアスにとらわれている可能性があるので注意しましょう。

⑨べき思考

「物事は必ずこうでなければならない、こうあるべきだ」と考えることです。

この考えは楽しいコミュニケーションを邪魔してしまいます。

たとえば、異常なほど礼儀に厳しい人がいたとします。

それは相手に失礼がないようにという考えからだと思いますが、でも相手が何を失礼に感じるかは分からないですし、逆にその堅苦しさが不快になってしまうこともあります。

ある程度の仲になると、むしろ相手をいじったりした方が仲良くなりますし、少し失礼なことをしても、すぐ嫌いになることはないですよね。

⑩ポジティブのマイナス化

このバイアスは「良いことを良いことと考えられず、良いことを無意識的に悪いことに置き換えてしまう」という思考パターンのこと。

たとえば、たくさん話をして盛り上がったら「仲良くなれたなぁ」と思いますよね。

ですが、ポジティブのマイナス化のバイアスにとらわれている人は捉え方が異なります。

どうなってしまうかというと、「自分のコミュ力がないから、気を使わせていっぱい話をさせてしまった」と思ってしまうんです。

こんな考え方していたらどんな良い人とでも仲良くなれないですよね。

多すぎて覚えられないときは、、、

10このバイアスを紹介してきましたが、正直ちょっと覚えられないかなぁと思います。

ですので、最低限覚えておいてほしいバイアスを紹介します。

それは、メンタルフィルタリング、過度な一般化、パーソナライゼーションの3つのバイアスです。

この3つの対策をするだけでも、コミュニケーション能力の改善がみられます。

対策すると人と話をするのがかなり楽しくなりますよ。

まとめ

老後に友達作りの対策策をしておけば安心安全です

どこに行けば気の合う友達ができ、どのようなことに注意してコミュニケーションをとれば良好な関係を築けるかを解説してきました。

友達をつくるには、

  • 興味のある活動の場所に行ってみる
  • 連絡をとっていなかった友達に連絡してみる
  • SNSなどのネット上で気の合う友達を探してみる

ということがオススメです。

老後に友達がいることは、心や体の健康に大きなメリットがあります。

もしあなたがコミュニケーションをとることに不安があるなら

  • メンタルフィルタリング
  • 過度な一般化
  • パーソナライゼーション

この3つのバイアスだけでも意識して排除するようにしてみましょう。

そうすることできっと素晴らしい友達ができ、楽しい老後を過ごすことができるでしょう。

もちろん老後になってから友達を作るのではなく、今から友達を作っておいて良好な関係を築いておいた方が、今も未来もより良い人生になるでしょう。

できることから少しずつ行動してみましょう。

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最後まで読んでいただきありがとうございました!