- 座椅子に座っていて腰痛になる原因を知りたい
- 座椅子に座っていても腰痛にならない方法が知りたい
- どんな座椅子に座れば腰が楽になるのか知りたい
- なぜ座椅子に座ると腰痛になるかが分かる
- どんな座椅子に座れば腰痛にならないかが分かる
- そのほかの対策も分かり腰痛の予防ができる
こんにちは~
末っ子二郎です!
腰痛で悩んでいる人はとても多く、全国に3000万人もいるといわれています。
いつだれが腰痛になってもおかしくないくらいとても起こりやすいことです。
そして、腰痛になる原因の一つに「座椅子に座っている」ということがあります。
普通の椅子やソファーでは腰が痛くなりづらいのに、座椅子に座っていると腰が痛くなるのです。
ですが、日本人は床に座る文化が長かったので、椅子やソファーに長時間座っていることが苦痛に感じ、座椅子に座りたいと思っている人は少なくはありません。
私は理学療法士というリハビリの国家資格を取得しており、毎月100件以上のお宅に訪問して、腰痛の軽減や体に負担が少ない動きの指導をしています。
そんな腰痛にくわしい私が、実際に改善させたという経験をもとに、なぜ座椅子に座っていると腰痛になりやすいのか、どんな座椅子に座れば腰痛を軽減できるのか、そのほかの腰痛対策はあるか、について解説していきます。
最後まで読んで、快適な座椅子生活を手に入れましょう。
なぜ座椅子に座ると腰痛になるのか
普通の椅子やソファーでは腰痛になりづらく、座椅子では腰痛になりやすいといった傾向にあったり、座椅子で生活していて腰痛を発症した人はおそらく、その使っている座椅子に原因があるケースが多いです。
では普通の椅子やソファーと座椅子にはどのような違いがあり、それがどう腰痛と関係しているのでしょうか。
それは、足の姿勢です。
普通の椅子やソファーは足を下ろしていると思いますが、座椅子の場合、足をまっすぐ伸ばすor膝を立てるorあぐらをかくといった姿勢になると思います。
実はそこに腰痛になる原因が隠されています。
これから、それぞれの足の姿勢がなぜ原因になるのかを解説していきます。
ご自身の姿勢をイメージしながら読んでみてください。
足をまっすぐ伸ばす
座椅子で足をまっすぐ伸ばしている姿勢をとっている場合、お尻の骨から膝裏にかけてついている筋肉(ハムストリングス)が腰痛を引き起こしている可能性が高いです。
膝を伸ばして座っていると、ハムストリングスが持続的に伸ばされてしまうので、お尻の骨を足側に引っ張り骨盤を後ろに倒し、腰が丸くなるような姿勢をとることになります。
そして、その姿勢を長時間とることで、腰の骨や神経、筋肉などに持続的なストレスがかかり痛みを引き起こすのです。
ハムストリングスにある程度柔軟性がある人や足を伸ばしても太ももの裏につっぱり感がない人でも、同じように腰痛が起こるので注意が必要です。
膝を立てる
膝を伸ばさなければ腰痛にならないのかというとそういうわけではありません。
膝を立てて座椅子に座る人の場合、長時間股関節が曲がった姿勢をとるため、お尻の筋肉(大殿筋)が持続的に伸ばされることになります。
大殿筋が伸ばされることで骨盤が後ろに倒れ、腰が丸くなる姿勢になり腰痛を引き起こします。
あぐらかく
あぐらをかく姿勢は膝を立てて座椅子に座る姿勢と同様に大殿筋にストレスがかかります。
そのほかにも、腰の筋肉(腰方形筋)にも伸ばされるようなストレスがかかり、腰痛を引き起こすことがあります。
腰に優しい座椅子とは?
腰痛になりにくい座椅子選びのポイントは以下の2つです。
- 脚より腰が高くなる
- 座面に適度なクッション性がある
それぞれの理由を解説していきますね。
①脚より腰が高くなる
脚より腰が高くなるとなぜ腰痛になりにくいのかというと、脚が腰より低くなると普通の椅子に座っている姿勢に近い状態になり、骨盤を立てやすく腰が丸くなることを防ぐことができます。
逆に腰よりも脚が高くなると骨盤は後ろに倒れやすくなり、腰痛を増強させてしまうので注意しましょう。
②座面に適度なクッション性がある
椅子選びでは座面のクッション性はとても重要です。
ですが、「適度なクッション性」といっても判断するのが難しいと思います。
何をもって適度というのかは状況や目的によって変化しますよね。
今回の腰痛対策としては、沈み込みすぎるような柔らかい座面はNGです。
座面が柔らかくて沈み込みすぎるものは骨盤を後ろに倒れやすくしてしまうので、腰が丸くなり腰痛になるリスクが高くなります。
そのため、ある程度反発があり、骨盤を起こしておける座椅子を選択するようにしましょう。
腰痛になりにくい座椅子オススメ5選
用途によって選択する座椅子は異なりますが、今回はゲームやデスクワークでオススメの座椅子とリラックスにオススメの座椅子を紹介します。
ゲームやデスクワーク用
ゲームやデスクワークはリラックスとは違い、ある程度骨盤を立てていられる方が作業がしやすいです。しっかり骨盤や腰をサポートしてくれる座椅子を選ぶようにしましょう。
ゲームやデスクワーク用の座椅子は以下の2つが紹介していて好評なものになります。
買い替えを検討している人は参考にしてください。
このニトリの座椅子は、テーブルと背もたれが14段階で調節が可能なため、自分好みにカスタマイズが可能です。
また、テーブルを使用しないときはフラットにして普通の座椅子としても使えるのでとても便利です。
この座椅子は、座る時の支えとしてとても重要な腰のクッションやヘッドのクッションが付いており、腰痛の予防になります。
また、ひじ掛けがあることで腕の重みを軽減してくれるので肩こりも起こりづらいです。
座面のクッション性も問題なく、座椅子でゲームやデスクワークをするのに最適な商品です。
デザインもいいので相談されたときによくオススメしています。
リラックス用
リラックス用の座椅子は座面や背もたれのクッション性が高く、体圧の分散性能が高いものを選ぶことで、体の負担が少なく座っていることができます。
この座椅子は、ハンモックに寝ているような気持ちよさがあり、とてもリラックスできます。
リラックスできて快適かつ体のラインは崩れないので長時間座っていても腰痛になりにくい設計となっています。
気持ちよくて寝てしまう人も多いです。
この座椅子は、座面にポケットコイルが入っていることや座面に厚みがあるので、体圧分散機能は高いです。
厚みがしっかりあることでお尻より脚が低くなりやすいので、腰痛予防の効果が期待できます。
座椅子による腰痛対策ストレッチ
どんなに優れた座椅子に座っていても、毎日何時間も同じ姿勢で座っていれば腰痛になっても不思議ではありません。
ですので、こまめに立ち上がって体を動かす必要があります。
また、ストレッチをすることも腰痛予防には効果的です。
どのようなストレッチをすればいいか分からないという人には、座椅子に座っているとストレスがかかる筋肉に対してのストレッチを紹介します。
すべてを毎日実施できなくても、できる範囲で少しずつ継続することで腰痛予防になるので試していきましょう。
ストレッチするのは主に以下の4つです。
- 背中の筋肉
- 腰の筋肉
- お尻の筋肉
- 股うらの筋肉
①背中の筋肉
背中の筋肉は姿勢をキープしておくのにとても重要な筋肉で、座椅子に座っていると疲労が蓄積しやすいです。
ストレッチ方法
- 伸び感が足りないときはバスタオルを丸めてお腹に抱える
- 腰から首筋までの筋肉が伸びているのを感じる
②腰の筋肉
腰の筋肉は骨盤が左右に傾くときや後ろに倒れるときに正しい位置を保持しようしてくれます。
そのため姿勢が崩れたり、不安定な姿勢をしていると持続的なストレスがかかり腰痛の原因となります。
ストレッチ方法
- お尻がイスから浮かないように注意する
- カラダの横側が伸びているのを感じる
③お尻の筋肉
座椅子に座っているとお尻は常に圧迫されている状態になり、血流が悪くないりやすいです。
普通の椅子に座っているときは、足を床に着いた状態で体重を足も支えてくれますが、座椅子に座るときはお尻に多くの体重が乗るので圧迫の程度が強いです。
その状態が続くと筋肉が硬くなり、腰痛を引き起こす原因となります。
ストレッチ方法
④股うらの筋肉
座椅子に膝を伸ばして座っているとこの股うらの筋肉が伸ばされ、骨盤を引っ張ってしまうため結果として腰が丸くなってしまいます。
その姿勢をキープすると腰痛になりやすくなるので、注意が必要です。
ストレッチをして柔軟性を高めておくと腰痛予防になります。
ストレッチ方法
出典:自主トレばんく
まとめ
今回は「座椅子で腰痛になる原因や腰痛になりづらい座椅子、腰痛予防ストレッチ」について解説してきました。
座椅子より普通の椅子やソファーの方が腰のことを考えるといいのは分かるけど、「やっぱり座椅子がいい!」と思う人も多いと思います。
床に座る文化が長かった日本人だからこその想いですね。
座椅子を少しでも腰の負担が軽いものを選び、日々ケアをしてあげることで、座椅子に座る生活は継続できます。
今までお伝えしてきたことを実践して、快適な座椅子生活を送ってください。
最後まで読んでいただきありがとうございました!