住環境

【完結編】引っ越しをする前に知っておきたいこと

お悩みポイント
  • 将来どこにマンションと戸建てどちらに住もうかな?
  • これから(今)住む家に老後も住めるか不安だな?
  • 引っ越しを考えているけどマンションと戸建ての特徴が分からない

こんにちは!末っ子二郎です

マンション編と戸建て編でそれぞれに住むメリットとデメリット、それに対しての私独自の目線(リハビリポイント)を紹介してきました

今回はそのまとめになります

毎月100件以上のお宅を訪問して、その人の生活にあったリハビリや住む環境の調整をしている私がリハビリ目線で住環境について解説します

なぜそのような結論となるのかを解説していきます

「広いなら戸建て」の理由

なぜ広いなら戸建てが良いのか?

それはライフスタイルにあった応用がしやすいからです

ではどんな応用ができるのでしょうか?

広いと1階だけでの生活もOK

戸建て編のデメリットでお話しした

「高齢になると階段の上り下りができなくなる」

といた問題も広い家なら上り下りしなくても、1階だけで生活することができるスペースがあります

生活に必要な空間
  • キッチン
  • ダイニング
  • リビング
  • 寝室
  • トイレ
  • 洗面所
  • 浴室

ざっくりあげるとこれくらいです

これが1階に全てあればとりあえず生活はできます

楽観的な男性

別に寝室がなくてもリビングにベッド置けば良いじゃん

と考える人もいます

物理的にできる家も多いと思いますが、私はオススメしません

それは活動スペースが極端に狭くなったり、動線が悪くなるからです

スペースが狭くなることや動線が悪くなることは物にぶつかって転ぶ可能性を高めるので避けた方が良いでしょう

他にも、リビングにベッドを置くことは活動空間(リビング)と休息空間(寝室)が一緒になってしまい、生活にメリハリがなくなってしまいやすいです

日中に気軽にベッドで横になりやすくなり、それが習慣化することで体力の低下が起こります

体力の低下はさらなる転倒の危険性を高めるので注意が必要です

リフォームが自由にできる

リフォームの自由度が高いのは大きなメリットですね

2階に上がれなくなって、でも1階にリビング以外に和室などの別室がない場合でもその広いリビングを2つに分けてしまうようなリフォームをしてしまえばいいのです

14帖以上あれば半分にしても7帖以上あるので極端な狭さを感じないで生活できると思います

庭や駐車場を活用して今も老後も楽しく安心

広い家、広い敷地であれば庭や駐車場も子どもが少し遊べるくらいの空間ですよね

老後のことばかり話をしていますが、もちろん今も大事です

今を大事にしつつ老後も考えていきましょう

庭や駐車場で子どもと遊んだり、BBQをしたりして思い出をたくさん作るものいいですよね

ガーデニングや家庭菜園をして植物や野菜の大変さを一緒に学ぶのもいいですね

若いうちは趣味や家族との思い出の場所として、老後は洗濯物干し場やスロープ設置などの動きやすい環境に活用することができます

多様性があるとてもいい空間です

「狭いならマンション」の理由

狭い戸建てに住むな!とは言いません

「楽観的に考えて狭い戸建てに住むならマンションの方がオススメですよ」

ということです

狭い戸建ては老後絶対苦労する

2階に浴室やリビングがある場合、通常の生活ができなくなるか引きこもりになります

1階にリビングがあり、2階に浴室がある場合は入浴ができなくなります

2階にリビングがある場合、階段を降りれないので外出が困難になります

将来はその狭い家を売ってマンションやアパートに引っ越しをするのであれば狭い戸建てもいいかもしれません

まあ買い手がみつかればいいのですが、、、

老後の引っ越しには一つ問題があります

「高齢者は環境への柔軟な対応力が低下している」ということです

また、人の心理として「現状を維持しようとする」というものがあります

そのため、多少不便に感じていてもその環境に留まろうとしたりするので、もうどうにもならなくなってから引っ越しをするという人がいます

楽観的な女性

さすがにそれはないでしょ

私は何かあればすぐ引っ越しするわよ

そう思いたい気持ちは分かりますがあなたも例外ではありません

あなたはこのような人ですか?
  • 似たような経歴の人が周囲にいる
  • よくある仕事をしている(サラリーマンなど)
  • 共感しあえる仲間(友人・知人)がいる

もし一つでも当てはまるのであればあなたは至って普通の人です

普通ということは例外ではないということです

同じような状況になれば同じような行動を取ります

そこで否定するのではなくて

受け入れる男性

なるほど〜

そうなる可能性があるのか!

とそうなる可能性を受け入れることで今後の人生の見方が変わります

もし狭い戸建てに住むのであれば注意しておきましょう

部屋の動線が効率的になりやすい

これが狭い家や3階建てに住むならマンションにした方がいいという理由です

狭い家や3階建ては家事や生活動線の効率が悪いです

狭いと収納スペースにも限りがあり、家具が動線を悪くしていることが多く、階段を上り下りする頻度も通常の家より多くなります

高齢者が住むとどうなるでしょうか

  • 家具にぶつかり転倒
  • 階段で転倒もしくは転落
  • 階段の上り下りができず生活困難

となる可能性が高いです

実際にそのようなことで骨折して入院したという人をリハビリしたことがたくさんあります

そのようなリスクの中で生活するのは危険です

戸建てに拘らないのであればマンションの方が安全ですよね

マンションはワンフロアなので上下の動きがなくてコンパクトです

実際にマンションに住んでいて自宅内を動くのが大変とお話しされる人は戸建てに住んでいる人よりかなり少ないです

戸建てのように階段を登れなくなった場合に2階がデッドスペースになるということもマンションであればありません

自室から道路までの距離に注意

老後に戸建てからマンションに引っ越しをする場合はこれに注意をしましょう

自室がどれだけ快適でも自室から道路に出るまでの距離が長いと引きこもりになる可能性があります

マンションもいろいろなタイプがあり、老後に住むならあまり横に大きなマンションではなくコンパクトなタイプのマンションがいいと思います

コンパクトなマンションとは

  • 同じ階に部屋が少ない
  • どの部屋からでもエレベーターが近い
  • エレベーターから道路までの距離が短い
マンション住みの女性

もうすでに横に広いマンションに住んでて、道路に出るまで結構距離あるのよね〜

という人もいるかと思います

またそこからわざわざ引っ越しをするのは大変ですし面倒ですよね

老後は打つ手なし!ってわけではないです

足が弱って歩けないなら別の足を用意すればいい!

というわけです

別に足を付け替えるわけではありません

自分の足の代わりに自分を移動させてくれるものを用意しましょう

例えば、「電動車椅子」です

障がいのある人が乗っているイメージがありますが、今は結構カッコイイものも多くてオシャレです

こんなカンジです

想像していたものと違いませんか?

しかも横の青い部分が付け替え可能でウッドデザインのものもあったりします

洋服との組み合わせを楽しむこともできるのでお出かけがより楽しくなります

介護保険でのレンタルもできますし、自費でのレンタルも可能です

詳しくは下記のサイトから確認してみてください

https://whill.inc/jp/

まとめ

結論
  • 戸建てに住むなら広いところ
  • 狭いならマンションの方がいい

今までの説明からこのような結論になります

広い戸建てはリフォームをしてライフスタイルにあった環境に変化させやすいので老後の様々な環境に関する問題をクリアできます

多少狭くても戸建てに住んで、老後は引っ越しをするという考えもいいと思います

今後起こりうる問題点を知った上での決断であればきっと大きなトラブルにはならないと思います

特に、あなたは色々なことを考えて、こうしてリサーチしている人です

考えて行動できる人は何か問題が起こっても乗り越えられます

きっと大丈夫だと信じています

人のライフスタイルは様々です

あなたはどのような生活を送りたいですか?

一度きりの人生です

やりたいことを思い切りやりましょう

過ごしたい家に住みましょう

そして幸せな人生にしましょう

あなたのこれからの人生の一助になれれば幸いです

最後まで読んでいただきありがとうございました